群馬弁のユニークな特徴を一覧で紹介します!群馬弁は、特に語尾の上昇や独特なアクセントが魅力的です。
例えば、「いちご」の発音は、標準語と異なり、群馬弁ではアクセントの位置がシフトします。
また、語尾が強調されることや、早口になることがあるため、群馬弁になじみのない人には、怒っているように聞こえたり、少し恐ろしく感じられたりすることも。
この記事では、よく使われる群馬弁の単語とその使い方、特徴的な語尾を紹介し、50音順の一覧で探しやすくなっています。
【見出し】群馬弁「あ行」の単語と意味
- あーね:そうなんだね
- いきあう:偶然会う
- うんと:たくさん、多い
- えんと:座る
- おだいじなさい:お大事にしてください
あーね(そうなんだね)
会話の相槌や、相手の話に同意する際に使われる群馬弁。「へぇ」と同じ感じで使われます。
例文:
「うちのクラスに転校生がくるんだって!」 「あーね、それは楽しみだね!」
(「うちのクラスに転校生がくるんだって!」 「そうなんだ、それは楽しみだね!」)
いきあう(偶然会う)
「偶然会う」という意味を持つ群馬弁。思いがけない出会いを表現する際に用います。
例文:
さっき、友達といきあったよ。
(さっき、友達と偶然会ったよ。)
うんと(いっぱい)
「たくさん」や「いっぱい」と表現する群馬弁。量や程度を表す際に使われます。
例文:
うんと食べなよ~!
(たくさん食べなよ~!)
えんと(座る)
「座る」という意味の群馬弁。特に子供に向けて使われることが多いです。
例文:
ここに、えんとしてね。
(ここに、座ってね。)
おだいじなさい(お大事にしてください)
「お大事に」と言う時に使う群馬弁。配慮や気遣いを表す言葉として使われます。
例文:
風邪おだいじなさい。
(風邪、お大事にしてください。)
群馬弁「か行」の単語
- かたす:片付ける
- かんます:かき混ぜる
- きない:来ない
- くっちゃべる:喋る
- こわい:固い
かたす(片付ける)
「片付ける」という意味の群馬弁。整理整頓や清掃の時に使います。
例文:
そこの本棚かたしておいてね。
(そこの本棚、片付けておいてね。)
かんます(かき混ぜる)
料理の工程などで使う「かき混ぜる」という意味の群馬弁。
例文:
生クリームかんましといて。
(生クリーム、かき混ぜておいて。)
きない(来ない)
「来ない」と表現する群馬弁。待ち合わせの時などに使われます。
例文:
時間になったのに、まだきないね~。
(時間になったのに、まだ来ないね~。)
くっちゃべる(喋る)
「喋る」という意味を持つ群馬弁。話しすぎる様子を表す際に使用されます。
例文:
授業中はくっちゃべらないよ~!
(授業中は喋らないよ~!)
こわい(固い)
群馬弁で「固い」という意味。食べ物の硬さを表現する時に使います。
例文:
この煮物の野菜こわい。
(この煮物の野菜、固い。)
群馬弁「さ行」の単語一覧
- じゅーく:生意気なこと
- せわねぇ:問題ない
- そうなん?:そうなの?
- そんぶり:無愛想
じゅーく(生意気なこと)
例文:
じゅーくこくな!
(生意気なこと言うな!)
せわねぇ(問題ない)
「問題ない」という意味を持つ群馬弁。気軽な断りや安心を伝える際に使われます。
例文:
「掃除してもらって済まないねぇ」 「せわねぇよ」
(「掃除をしてもらって申し訳ないね」 「大丈夫だよ」)
そうなん?(そうなの?)
会話で確認を取る際に使われる「そうなの?」という意味の群馬弁。
例文:
「明日テストあるんだって」 「え、そうなん?」
(「明日テストがあるんだって」 「え、本当に?」)
そんぶり(無愛想)
「無愛想」という意味の群馬弁。ぶっきらぼうな態度や対応を表す際に用います。
例文:
あの店員はそんぶりだな。
(あの店員は無愛想だな。)
群馬弁「た行」の単語一覧
- だいじ:大丈夫
- ちっけっと:じゃんけんポイ
- ちっとんべぇ:少し
- てんで:とても
だいじ(大丈夫)
「大丈夫」という意味の群馬弁。安心や確認を示す時に使われます。
例文:
「お店までの道分かる?」 「だいじ、だいじ!」
(「お店までの道、大丈夫?」 「大丈夫、大丈夫!」)
ちっけっと(じゃんけんポイ)
じゃんけんをする際の掛け声として使われる「じゃんけんポイ」という意味の群馬弁。
例文:
ちっけっとで決めよう!
(じゃんけんで決めよう!)
ちっとんべぇ(少し)
「少し」という意味の群馬弁。わずかな量や程度を表す時に使われます。
例文:
そんなちっとんべぇ、終わらせちゃいなよ!
【見出し】てんで(とても)
「とても」という意味の群馬弁。非常に強い程度や感情を表現する時に使われます。
例文:
てんでびっくりしたよ。
(とてもびっくりしたよ。)
群馬弁「な行」一覧
- なっから:とても
- なげる:捨てる
- ねそっかれる:寝そびれる
なっから(とても)
「とても」という意味の群馬弁。非常に強い程度や感情を表現する時に使われます。
例文:
なっからいい天気だよ。
(とてもいい天気だよ。)
なげる(捨てる)
「捨てる」という意味の群馬弁。
間違って、投げてしまいそうになりますよね!
例文
このゴミ投げておいて。
(このゴミ捨てておいて。)
ねそっかれる(寝そびれる)
「寝そびれる」という意味の群馬弁です。
例文
漫画が面白くて、ねそっかれてしまったよ~。
(漫画が面白くて寝そびれてしまったよ。)
群馬弁「は行」の単語集
- はしっこい:動きが速い
- ひっぺがす:取り外す、剥がす
- ぶちゃる:処分する、捨てる
はしっこい(動きが速い)
「動きが速い」という意味を持つ群馬弁。俊敏な動作や素早さを表現するのに使われます。
例文:
あの猫は、はしっこいなぁ。
(あの猫は、動きが速いなぁ。)
ひっぺがす(取り外す、剥がす)
物を取り外す、剥がすという意味の群馬弁。シールやテープをはがす際に使われます。
例文:
このシールひっぺがしてくれ。
(このシール剥がしてくれ。)
ぶちゃる(処分する、捨てる)
「捨てる」という意味の群馬弁。不要な物を処理する時に使います。
例文:
それ、ぶちゃっといて。
(それ、捨てておいて。)
群馬弁「ま行」の単語集
- めっかる:見つける、発見する
- めかいご:ものもらい
- むぐす:くすぐる
- もす:燃やす
めっかる(見つける、発見する)
「見つける」「発見する」という意味の群馬弁。失くした物を見つけた時などに使われます。
例文:
そういえば、この間失くした帽子めっかった?
(そういえば、この間失くした帽子見つかった?)
めかいご(ものもらい)
目の病気である「ものもらい」を表す群馬弁。地域によっては、別の言い方もされます。
例文:
昨日から、めかいごができて痛い。
(昨日から、ものもらいができて痛い。)
むぐす(くすぐる)
「くすぐる」という意味の群馬弁。遊び心あふれるシーンでよく使われます。
例文:
もう、むぐさないでよ。
(もう、くすぐらないでよ。)
もす(燃やす)
「燃やす」という意味を持つ群馬弁。廃棄物を焼却する時などに用いられます。
例文:
このゴミもして。
(このゴミ燃やして。)
群馬弁「や行」の単語解説
- よいじゃない:大変なこと
- よててる:得意である
- よす:やめること
よいじゃない(大変)
群馬弁で「大変」という意味を持つ表現。困難や苦しい状況を表す際に使われます。
例文:
それって、よいじゃないね~。
(それって、大変だね~。)
よててる(得意である)
「得意である」という意味の群馬弁。何かを特に上手くこなせることを指します。
例文:
裁縫によててる人だね~。
(裁縫が得意な人だね~。)
よす(やめる)
「やめる」という意味の群馬弁。何かを中止する時に使われる言葉です。
例文:
危ないからよしときな。
(危ないからやめておきなさい。)
群馬弁「わ行」の単語解説
- わっきゃない:問題がない
- わりんねぇ:申し訳ない
- わにる:はにかむこと
わっきゃない(問題がない)
群馬弁で「問題がない」という意味を持つ言葉。簡単なことや心配不要な状況を表すのに用います。
例文:
明日の試験なんてわっきゃない。
(明日の試験なんて、問題ないよ。)
わりんねぇ(申し訳ない)
「申し訳ない」という意味の群馬弁。感謝や謝罪の気持ちを表す時に使われます。
例文:
荷物まで運んでもらってわりんねぇ。
(荷物まで運んでもらって申し訳ないです。)
わにる(はにかむ)
群馬弁で「はにかむ」という意味。恥ずかしさや照れくさい様子を表す時に使われます。
例文:
初めての人に緊張してわにる。
(初めての人に緊張して恥ずかしがる。)
群馬弁の特徴的な語尾
- ~だいね:~だよね
- ~だんべぇ:~だろう
- ~ったんに:~したのに
~だいね(~だよね)
「~だよね」という意味の群馬弁の語尾。相槌や同意を示す時に使われます。
例文:
「ここの焼きまんじゅう美味しいね~」 「そうだいね~!」
(「ここの焼きまんじゅう、美味しいね~」 「そうだよね~!」)
~だんべぇ(~だろう)
「~だろう」という意味の群馬弁の語尾。推測や予想を表す時に用います。
例文:
「あの子可愛いね~」 「そうだんべぇ」
(「あの子可愛いね~」 「そうだろうね」)
~ったんに(~したのに)
群馬弁で「~したのに」という意味の語尾。期待に反する結果を表す際に使われます。
例文:
今日雨降るって天気予報で言ってたんに、傘忘れた~!
(今日雨が降るって天気予報で言ってたのに、傘を忘れた~!)
さいごに
群馬を訪れる際には、地元の群馬弁を少し覚えていくと、旅の体験がより豊かになるかもしれません。
群馬弁の一覧をチェックして、現地で使ってみるのも楽しいですよ!
地元の言葉を使ってみることで、地域の文化や人々との交流も深まります。
ぜひ、群馬弁を学んで群馬旅行を楽しんでみてください。